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人形を連れた

昨日。

久しぶりの過呼吸。
とても軽いもの。

雨の日の外出。
君は機嫌が悪く、駅に近付く頃僕を置いて
1人ホームへ。傘を投げ捨てた。

そこでやっと気付いた。
「ああ、機嫌悪いんだ。」

僕のせいだと思った。

僕が家にいようって言えば。
僕が出掛けようなんて言ったから。

「雨に濡れて機嫌悪くなることなんて
わかってたことじゃん。前にもあったのに。」

「図々しい。」

「我儘。」

「泊まりなんて、迷惑だった。」

「僕なんていらない。」

「いなくなれ。」

「消えろ。」

たくさんの声が交じり合う。
飛び交う。罵る。

自分の腕をナイフで突き刺す妄想。
血まみれの腕。

綺麗な腕が憎たらしい。

駅のベンチの隣に座る君が気付く。
僕の異変に。

とても心配そうに。
何度も「ごめんね。」って。
「舞ちゃんに怒ってたわけじゃない。」って。

目は焦点が合わず、きょろきょろ動く。
見開く。

口は動かない。

涙を堪えて、震えていたらしい。

僕が拒否したから、電車の時間を遅らすことなく
電車が着いて、君に手をとられ中へ。

ふらふらしていたらしい。

君はずっと手を握っていた。

僕は何も考えずただ、ボーっとして。
無表情で。

街の駅に着いて手をとられ外へ。

君はまるで人形を連れて歩いているようだと
僕は思ったんだ。
喋りもしない。表情もない。

線路を見つめる僕に
「飛び込んだら許さんよ。」って。
ぎゅっと手を握って。

この日初めて、君を怖いと思った。

ごめんね。
驚かせて。心配させて。

嫌われたと思わせて。

大丈夫。嫌いになったりしない。




しばらくして、正気に戻った。

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